映画タイトルの和英/英和辞書を作りました!

外部リンクになるのですが、私のもう一つのサイト“Kitchen Translator”にて映画タイトル邦題/英題オンライン辞書を公開しました。
この辞書はあくまでも邦題を“英題”に、“英題”を邦題に訳すためのものであり、邦題から仏語等の“原題”を知るためのものではありません。。既存の多くの映画データベースでは原題は添えられているのですが、じゃあ、アメリカなどの英語圏ではそれをどう呼ぶのかという情報は、掲載されているものもあるのですが、大量に、一覧的に示されたものはあまり見かけません。それでも、アメリカ人や英語圏の人に映画の話をしようとするときには、彼らがどういう名称を使用しているのかを知らなくてはいけませんよね?例えば、アラン・ドロンの『太陽がいっぱい』。原題『Plein soleil』は映画ファンには有名なのですが、これをアメリカ人に話しても相当のシネフィルじゃない限り、「???」ということになってしまいます。機械翻訳で仏語原題を英語にしてみても『Full sun』で、「そんな映画は知らないなあ」という結果に。では何というのか。『Purple Noon』なのです、アメリカでは。
本辞書の特徴は、上記に述べたような英語のタイトル(英語圏での公開タイトル又は広く認知されているタイトル)を即座に調べることができるだけでなく、ユーザが入力した文字から似たタイトルのものも提示するという点です。

日英例1:『惑星ソラリス』の英語タイトルを検索:

    惑星ソラリス(1972、アンドレイ・タルコフスキー)
    Solaris (Andrei Tarkovsky)[原題: Solyaris]

    ソラリス(2002、スティーブン・ソダーバーグ)
    Solaris (Steven Soderbergh)

日英例2:『突然炎のごとく』の英語タイトルを検索

    突然炎のごとく(1962、フランソワ・トリュフォー)
    Jules and Jim (François Truffaut)[原題: Jules et Jim]

    イザベル・アジャーニ 炎のごとく(1982、ジャン=ポール・ラプノー)
    All Fired Up (Jean-Paul Rappeneau)[原題: Tout feu tout flamme]

英日例1:『Enter the Dragon』の邦題を検索:

    Enter the Dragon (1973, Robert Clouse)
    燃えよドラゴン(ロバート・クローズ)

    Enter The Fat Dragon (1978, Sammo Hung)
    燃えよデブゴン(サモ・ハン・キンポー)

英日例2:『Samurai』の邦題を検索:

    The Samurai (1967, Jean-Pierre Melville)[別: Le Samouraï]
    サムライ(ジャン=ピエール・メルヴィル)

    Samurai III: Duel at Ganryu Island (1956, Hiroshi Inagaki)
    決闘巌流島(稲垣浩)

    Samurai II: Duel at Ichijoji Temple (1955, Hiroshi Inagaki)
    続宮本武蔵 一乗寺決闘(稲垣浩)

    Samurai I: Musashi Miyamoto (1954, Hiroshi Inagaki)[別: Samurai, the Legend of Musashi]
    宮本武蔵(稲垣浩)

本辞書の収録作品数は現在のところ約12000作です。キネマ旬報の映画データベースの収録作品数が40000、allcinemaが約90000。これらと比べると少ないようにも聞こえますが、allcinemaさんはTV番組も収録されているということ、そして両者とも邦題+英題の組み合わせが必ずしもそろっているわけではないということを考えますと、網羅率は(使用目的にもよるのですが)かなり高いといえると考えています。実際、世界中で製作されている映画のうち、邦題と英題(英語圏での公開タイトル又は英語圏で広く一般に認知されているタイトル)の両方を持つ作品というのは半分にも満たないのではないでしょうか。
とはいうものの、これまでのところはメジャーな作品を中心に掲載していきましたので、マニア向けにはまだまだ補う余地があると考えております。特に香港系がまだ弱いかなと。今後さらに拡充してまいりますので、ご活用くださいませ。

固有名詞辞書:映画タイトル(日/英)
http://www.kitchentranslator.com/filmdic/dict_film.html

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